コロナ禍のTECH::CAMPをやり切った感想

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こんにちは。

miroと言います。

2020年10月からTECH::CAMPを受講し、この度自社開発企業のエンジニアへの転職を叶えました。

 

 ブログ初投稿ということで緊張しますが(汗)、本記事ではスクールでの学習カリキュラムや環境、転職サポートに関する実体験を書いていきたいと思います。

(またTECHCAMP受講を終えてから記事を投稿すると粗品がもらえるらしいので、きっちりそれを回収するという裏の目的もあります)

 

SNSやWeb上での賑わいの通り、近年は未経験エンジニアへの転職を考える人が非常に多いです。

そういった方のうち、おそらくは大半の人がTECH::CAMPの名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか?中には受講を考えている人もいらっしゃると思います。

 

そんな方々が今後エンジニア転職やプログラミング学習をされるにあたり、僕の実体験が少しでもお役にたてば良いと思います。

特に今のコロナ禍で活動を始めても大丈夫?ネットを見るといろんな情報があるけど、実際どうなの?といった疑問を解消できればと考えております。

 

TECH::CAMPとは?

 この記事を開いている方はおそらくTECH::CAMPをご存知の方が多いと思いますが、

簡単に紹介させてください。

 

TECH::CAMPは株式会社divが運営するプログラミングスクールで、完全未経験からプロのエンジニアになることを保証する環境と制度が売りです。

 

コースにはエンジニア転職だけでなく、「プログラミング教養コース」と「デザイナー養成コース」があります。

 

基本的には皆さんがイメージされているのはエンジニア転職コースかと思います。

 

そしてその中にも「短期集中コース」と「夜間休日コース」があります。それぞれ、

  • 短期集中コース

 仕事を退職している人向けの、3ヶ月で学習をやり切るコース

  • 夜間休日コース

 仕事をしながら6ヶ月で学習をやり切るコース

 

となっています。

僕は「夜間休日コース」を2020年10月から受講し、2021年4月にスクールを卒業し、そこから転職活動をスタートしました。

 

ちなみに料金は、僕が入った頃は短期集中が60万円、夜間休日が90万円くらいだったと記憶しています。(やはり高いですね。。)

 

TECH::CAMPのサービスについて

 学習カリキュラム

 学習カリキュラムは基本的なHTML/CSSから始まり、主にはRuby on RailsでWebアプリケーションを作るハンズオン形式で進んでいきます。

カリキュラム内で何回もアプリを一から作ってみることになるので、アプリ作成の大まかな流れが理解できるような内容になっています。

 

また毎日の学習の中でRubyドリルというものがあり、ドリル形式でコーディング問題を解いていく仕組みもあります。

カリキュラムはやはりお高い金額を払っているだけあって、簡単なオリジナルアプリを自分で作れるようになるだけの学習量と内容が体系立てられて用意されているなと感じました。

 

僕はカリキュラムを前半3ヶ月で終え、その後はカリキュラムに記載されていない技術の学習を独学で学びながらオリジナルアプリを作っていたのですが、

体系立ってまとめられたカリキュラムのありがたみが痛いほど分かりました、、

(独学、めっちゃ難しかったです、、) 

 

 学習環境

 まず教室に関しては、コロナ禍ということもあり利用できる日程が限定されていました。僕のような夜間休日スタイルの場合基本は土日どちらか一日(平日への振替も可)という感じでした。なので基本は家で学習ですね。

 

またTECH::CAMPで特徴的なのが学習中のサポート体制と思います。

具体的には「メンター」と「ライフコーチ」です。

 

  • メンター

 こちらは技術面で困ったことがあった場合はあった場合にオンラインで画面を繋いで相談に乗ってくれるサービスです。日中であれば基本的には対応してくれる体制になっています。結構すぐに対応しれくれるのと、質問フォーマットが決まっており、論理的な問題解決のトレーニングにもなりました。メンター制度は個人的にはとても良かったです。

ただ一点個人的に改善してほしいと思ったのは、オリジナルアプリに対する質問を受け付けてくれないところです。オリジナルアプリを作ると何回も壁にぶち当たるので、せめて問題解決のための方針の相談ができるとありがたいなと感じておりました。

 

  • ライフコーチ

 こちらは技術面以外全般をサポートしてくれる方です。受講生にはそれぞれ担当ライフコーチがついてあらゆる困りごとを助けてくれる存在です。個人的には淡々と学習を続けた6ヶ月間だったのであまり相談はしませんでしたが、おそらくメンタルブレイクしたときに助けてくれるのではないかと思います。

 

 学習チーム

 TECH::CAMPが始まると自動的に同期入校生とのチームが組まれます。多分コロナ禍で一番あり方に影響があったのがこのチームではないでしょうか、、

過去の受講生の方のお話を拝見するにここで知り合った方と交流ができたのが良かったという声がありましたが、残念ながら僕は受講中一度もチームの方と直接お会いすることができませんでした。ここは心残りですね、、

 

ちなみにチーム内では毎日決められたフォーマットに学習の振り返りを書いてメンバー間で共有するというルールが決まっています。そこでお互いに報告し合うことで、「自分もやらないとなあ、、」という気持ちになれました。

 

転職サポート

 個人的にTECH::CAMPを受講する価値の半分近くは転職サポートなのでは?と思うくらい転職サポート(主にキャリアアドバイザー)にお世話になりました。

僕は転職活動で他のエージェントも利用していましたが、紹介してくれる求人の書類通過率や企業とのコミュニケーション、困った時の迅速なサポートなどはかなり質が良かったと感じます。

実際にこの度内定をいただくことができた企業もTECH::CAMPの求人でした。

 

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TECH::CAMP実際どうだった?

TECH::CAMPを終えてみて、サービスそのものに対する総括を勝手ながらさせていただくと、「収入を下げてもエンジニアになりたいという覚悟のある人にとっては価値のあるサービス。しかし受講料はやはり高いなあ。。」というところです。

とはいえ、受講に踏み切った決断に対しては全く後悔はないです。

 

まず前提として、未経験エンジニアの最初の年収は300万円台が基本です。なので現職の年収にもよりますが、やはり短期的には年収が下がることは避けられません。またその後のキャリアに関しても実力がなければ一生給料が上がらぬまま、、そのため年収面ではリスクを伴う転職となることは知っておいた方がいいと思います。

 

ただそれでも、「こんなサービスが作りたい」「手に職をつけたい」などエンジニアになりたい気持ちがブレないのであれば、やり切れる環境のあるTECH::CAMPは一つの選択肢になると思います。

 

また受講料に関しては、正直受講を決める前から「これ高いよな。。」とずっと思っていました。僕個人としては受講を決める前もProgate等である程度継続した学習ができていたためです。

 

しかし最終的に受講を決めたのは、「飛び込まないと簡単に止めることができてしまう」という恐れと「高いお金を払うことで自分を背水の陣に追い込む」ためでした。

 

今はyoutubeを中心に未経験エンジニアの転職までのロードマップが転がっており、様々な意見を聞けば聞くほど「どうしたらいいの?」と迷ってしまうと思います。

 

そうなった場合個人的には、お金の問題がOKであれば、飛び込んでしまった方が良いと思います。

 

コロナ禍の転職は?

エンジニアの求人数はどうやらそんなに落ち込んでいないらしいです。何個か使っていたエージェントのどなたかが教えてくださいました。(具体的な割合は、、すみません忘れてしまいました。)

 

もちろん僕は今回が未経験エンジニアへの転職活動初体験なので、これまでがどうだったかは分かりませんが、現に僕は転職活動を開始してから約三週間で内定をいただくことができ、活動そのものも5週間程度で終了することができました。

 

今はやめといた方がいいんじゃないかな、、と思うかもしれませんが、実際にこうして転職できたケースもありますし、Twitterで見ていても転職を成功されている方は一定数いる印象ですので、トライする価値はあると思います。

 

これから受講を検討される方へ

 いかがでしたでしょうか?ここまでをまとめると、しっかり覚悟を決めることができた人にとってはやや高額ではあるものの、スクール受講は有意義な選択肢になるのではないかという結論になります。

 

じゃあ、「覚悟を決めるとかどうやってやればいいの、、」とお悩みの方もいらっしゃると思います。ここが難しいですよね。

(ここからちょっと長くなります)

 

僕個人としては、「トライしてみて出た結果に対して、自分が全責任を負う」ことを決めることができれば、有意義な挑戦になるのではないかと思います。

 

巷で言われるテックキャンプに対するネガティブな意見は、テックキャンプ側の売り出し方が要因となっている面もあると思います。

  

ただ少し冷静に考えて分析をしてみると、この関連の発言をしている人は以下の3パターンに分類されることが何となくわかってきました。

  1. テックキャンプと逆側のポジションを取ることでファンを得たいインフルエンサー等狙いがある人
  2. テックキャンプに入ったはいいが期待を裏切られた受講生
  3. ただただレビューを書いている受講生

 

youtubeTwitter等の仕組み上、ただレビューを書いている人の記事にはあまりビューが集まらず、どうしても強い意見が述べられているコンテンツが注目を浴びるため、皆様が目にするほとんどの情報は1番もしくは2番の人たちです。

 

特にこれから受講を考える方が2番の人のように、どこか「テックキャンプが持つ最高の環境の元、人生を変えてもらおう!」と他責で考えてしまう思考クセがあるとすると、不幸になる確率が高いです。

 

「テックキャンプのあの制度が思ってたのと違っていて、、」

「人生変わるって言ってたのに、、」

ネット上に転がるこういった意見は基本的には事実であり、テックキャンプが改善すべき点とは思いますので、こういった意見を否定するつもりは一切ありません。

また納得のいく結果がでなかった人を貶す意図も一切ありません。

(現に転職はうまくいったという人でも、テックキャンプのネガティブな部分について発信されている方はいらっしゃいますからね。)

 

スクールのあり方という意味では、まだ改善の余地があることは事実でしょう

 

しかしあくまで受講生一人一人がどう考えるか?というミクロな視点において、

そもそも自分が結果を出せるかどうかだけにフォーカスすることができれば、制度面の認識違いとかはあまり本質的な問題ではないんですよね。 

 

受講を決める前に「受講し終わって思うような結果が出なかった場合、それを自分の責任と捉えられるか?」という問いを投げかけてみてください。

 ここで「Yes」と答えられるまで考え抜いたのであれば、受講してしまえば良いのでは?と思います。

逆に「いやそこまで、、」「もっと他の方法の方が良くない?」という考えが浮かぶ場合は、一旦他の選択肢を考えられるのがいいと思います。

(僕はプライベートの環境などから、こうやって自問自答をせざるを得ない状況だったので、ある意味運が良かったです、、)

 

 

 大きな決断になると思うので、怖い気持ちもあると思いますが、

 皆様のこれからの行動・判断が有意義なものになることを祈っております。